今年で東日本大震災から10年目を迎えます。
2011年3月に発足し、アートを通して被災地に創造の楽しさと未来への希望を伝える活動を続けてきた「ARTS for HOPE」の10年間の軌跡をたどる展覧会が仙台で開催されます。入場は無料です。
展覧会の内容を公式カタログにまとめて「ペーパーミュージアム」として配布・販売も行っています。
【2/17追記】2/13に発生した地震の影響で、会期と会場に変更があります。詳細は以下をご覧ください。
当記事で使用している画像・写真は全てARTS for HOPE事務局様よりご提供いただいています。
「希望へつなぐアート」について
「希望へつなぐアート」イベント概要
「希望へつなぐアート」は、東日本大震災の直後に発足した「ARTS for HOPE」の10年間の支援活動を振り返る展覧会です。
新型コロナウイルスの影響で、東京会場と福島会場での展示は中止となってしまいましたが、この度仙台の2会場で開催を決定。
イベント名 | 東日本大震災から10年目の展覧会「希望へつなぐアート」 ~アートによる復興応援プロジェクトの軌跡~ |
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URL | https://artsforhope.info/index.html |
会場 |
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開催日 |
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入場料 | 無料 |
2月20日14:00~15:30には、代表・高橋氏によるオンラインギャラリートークを予定しています。
会場では入場制限や感染予防対策を行い開催します。来場が難しい方は、展覧会の内容をまとめた公式カタログの予約受付も行っています。
「ARTS for HOPE」とは?
「ARTS for HOPE」とは、東日本大震災の直後、2011年3月20日に設立された被災地支援団体です。
「アートに何ができるか?ではなく、アートで何ができるか?である」をテーマに、代表でホスピタルアートプロデューサーである高橋雅子さんがチームを率いて、震災で心に大きな負担を抱えた子どもたちに「アート」や「ものづくり」を通して創造の楽しさ、未来への希望を伝える活動を行っています。
活動サポーターには、役者の役所広司さん、アートディレクターの副田高行さん、アーティストのMAYA MAXXさんなど。
活動から10年が経過し、活動を「支援」から「応援」へ変化させ、活動拠点も東京から仙台へ移転をしました。
「ARTS for HOPE」活動内容
「ARTS for HOPE」の活動は、この10年間で1330日以上、移動距離は地球5周分と長期に渡ります。
活動場所は、東北のみならず、2016年に地震で被災した熊本県も含まれています。
願いを込めたマスコットを製作する「ハッピードールプロジェクト」、大きなキャンバスに絵を描く「ハッピーペインティングプロジェクト」、老朽化した公園の遊具や外壁をデザインする「アートリノベーションプロジェクト」など。
遠方で展覧会に来られない方もぜひこの機会にカタログを通して、震災後10年の軌跡をご覧になってみてください。