圧巻の桜並木「一目千本桜」は、日本一だと思う

今回は、宮城県柴田郡大河原町にある桜の名所「一目千本桜」(ひとめせんぼんさくら)を見に行ってきました。

転勤族として全国各地で暮らしながら各県の桜の名所をみてきましたが、「一目千本桜」は私の今までの経験上最も素敵だと思えた桜の景色でした。

今回は残念ながら満開の時期を逃してしまって、ほとんど葉桜になっていましたが、それでも素晴らしい景観でした。

実は、この素晴らしい桜並木ができた裏側には、一人の実業家のロマンがあったことを知って感銘を受けました。

あお葉
この景色を後世に残したいと努力をされた大河原町の皆さんにも拍手!

約8.5㎞も続く桜並木。天気が良ければ、桜越しの蔵王も見れる

生憎の曇り空、そして訪れた4月19日はすでに葉桜になっていた「一目千本桜」のソメイヨシノ。東北では過去に弘前城の桜をみたことがありますが、「一目千本桜」はそれ以上にインパクトがありました。

白石川沿いに1000本以上のソメイヨシノが並び、お花見やライトアップ、屋形船を楽しむことができます。

仙台駅からだと車で約1時間(40㎞)の道のりです。電車だと、仙台駅から東北本線の白石行きに乗り、約1時間です。約8.5㎞の川沿いに続く桜並木なので、ビュースポットはいくつかあります。

どこから見ても綺麗なのですが、有名なのは「韮神堰」(にらがみせき)や船岡城址公園に向かう途中にある「しばた千桜橋」ですね。

天気が良ければ、桜の背景に蔵王連峰が見えるので是非カメラにおさめてみてください。

「一目千本桜」をゆっくり歩いて見てみよう

大河原町の「一目千本桜」は、高山開次郎という実業家によって1923年から植樹が始まり、約100年近くもこの町に根付いています。

川沿いの道路には大木が並び、通りを桜の枝が覆っています。一本道なので、お散歩コースにもぴったりです。

シーズン中は、多くの観光客や花見客でにぎわうようですが、私たちが訪れた日はとても空いていました。

あお葉
もう少し早く訪れていたら満開の桜が見れたのにね…。
来年はもっと早い時期に見にきたいな。

少し前には季節外れの大雪がふったり、風が強い日が続いたりで、花びらが散っちゃったのかな。

見頃のシーズン中は、屋形船で桜並木を見たりできるそうですが、是非ゆっくりお散歩しながら見てほしい。

一本、一本、よく手入れがされて大事にされているのがわかります。

風が吹くと葉桜が舞って、桜吹雪が見れました。

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「一目千本桜」の歴史と高山開次郎のロマン

地元のためになにかを残したいと思った実業家のロマン

「一目千本桜」を見る前に是非知ってもらいたい、この素晴らしい桜並木が生まれるきっかけについて調べてみました。(宮城県が紹介している実業家・高山開次郎についての記事を参考に書いています。)

「一目千本桜」の歴史は、一人の実業家の存在が大きくかかわっています。

高山開次郎という実業家が、故郷の大河原町のためにお金ではない、なにか大切なものを残したいと考えました。

1876年、由緒ある旅館の長男として誕生した開次郎は、若くして父親を亡くし、15歳で東京に働きに出ました。

東京で働きながらいつも故郷のことを心配していた開次郎でしたが、東京で暮らして30年以上経ったのち、実業家として成功をしていました。

そんなとき、白石川の改修工事が完成すると知った開次郎は、元々桜並木が素晴らしかった地元の風景を思い浮かべ、1200本の桜(ソメイヨシノ)を植樹することにしました。

開次郎は、当時のお金で約4000円(現代の約2000万円ほど)を地元のために使いました。

桜は、春には花見で賑わい人々に喜びや希望を与えます。夏には、強い日差しを遮り、人々に憩いの場を与えます。

開次郎は、お金を寄付してもすぐに無くなってしまうけれど、桜であれば長い間人々に喜びを与えることができると考えました。

あお葉
本当に地元の人のことを考えたら、未来に残せるものを…と考えた開次郎さんは、先見の明がありますよね。

開次郎の思いを受け継ぐ町民と、大河原町の未来

一般的にソメイヨシノの寿命は、60~70年といわれているそうですが、開次郎が植樹を開始してから約100年近くたった現在でも、多くのソメイヨシノが綺麗に咲いています。

それは、開次郎の思いを受け継いだ地元の人々の努力があってこその結果です。

開次郎のように、地元のために自分になにができるか考え、行動する。その熱意が多くの人を魅了し、大切なものが未来へと残されていく。

これからも大河原町には、開次郎の思いを受け継いだ人たちによって、毎年綺麗な桜が咲くでしょう。そのたびに人々は、大切なものを想うきっかけにもなります。

あお葉
思いは世代を超えて、未来へと繋がる。
「一目千本桜」を通して、大切なことを学びました。

「一目千本桜」の情報

名所 白石川堤一目千本桜
URL https://www.oogawara.com/tourism/sakura/
住所 宮城県柴田郡大河原町大谷
電話番号 0224-53-2659(大河原町商工観光課)
駐車場 河川敷臨時駐車場(桜まつりシーズン中)

車でお越しの際は、桜まつりのシーズン以外は川沿いの駐車場はほとんどありません。

オフシーズンに訪れる際は、大河原町役場のある中心地のコインパーキングなどを利用して、そこから2㎞ほど(徒歩(20~30分)歩く必要があります。

感想

ただ桜を見にきたつもりが、「一目千本桜」の歴史を知り、大切なことを学ばせてもらいました。仙台市から距離はありますが、大河原町の「一目千本桜」は何度でも見たくなるほど素晴らしいです。

来年は、4月上旬に行ってみたいと思います。その場合、桜シーズン中で混雑するようなので、電車で行った方が良さそうですね。

西日本に住んでいるときは、一目千本桜の存在を知りませんでしたが、ここは全国でも有数の桜の名所と言ってもいいですね。

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