仙台から日帰りで青根温泉を満喫するコース
仙台の中心部から車で約1時間ほどの距離にある青根温泉郷は、日帰り旅行にぴったりな観光地。
温泉あり、グルメあり、絶景ありで家族やカップルで楽しめるスポットです。今回は、実際に私が訪れた青根温泉(川崎町)のおすすめ日帰りコースをご紹介します。
秋保温泉より少しレトロな雰囲気で、こじんまりとした町なので散策しやすいです。
※当記事に記載している料金や詳細については、投稿日現在の情報です。
別荘地としても人気な青根(川崎町)
青根温泉がある川崎町は、蔵王のお釜が近くにあることから別荘地としても有名な場所です。
仙台からも車で1時間ほどの距離なので、週末だけ貸別荘やペンションを借りて過ごす方も多いのだとか。温泉付きの貸別荘もあるので、家族で楽しめそう。
仙台から青根温泉に向かう国道457号線沿いには、素敵なログハウスや洋風の住宅がたくさん並んでいます。
蔵王周辺や青根温泉を観光する際に、暮らすように宿泊できる施設としておすすめです。
青根温泉おすすめ日帰りコース
青根温泉郷は、こじんまりとしたコンパクトな町なので、半日あればぐるっと観光できます。
実際に私たちが訪れたルートはこんな感じ。
- 【ランチ】森のピザ工房「ルヴォワール」
(所要時間40分) - 【カフェ】コーヒーショップ「BLUE COFFEE」
(所要時間15分) - 【温泉】日帰り温泉「流辿」
(所要時間1時間) - 【散策】青根温泉街
(所要時間1時間) - 【見学】青根洋館
(所要時間30分) - 【絶景】展望台
(所要時間10分)
ざっと見て4時間ほどの滞在でしたが、しっかり満喫できて楽しかったです。仙台から車で往復1時間ほどなので、6時間ぐらいの日帰り旅行でした。
青根温泉のおすすめグルメ・ランチ
森のピザ工房「ルヴォワール」
青根温泉郷の近くにある「ルヴォワール」は、川崎町に来たら絶対はずせない美味しいピザ工房です。
廃校をリノベーションしたレストランで、まるで昭和時代にタイムスリップしたような懐かしい感覚になります。
レストラン前の校庭には、子どもが喜ぶ遊具や大きな信号機もあり、親子でたのしめるスポットです。
とにかくこちらのピザにのっている「蔵王チーズ」が絶品すぎて感動します。
ピザのオンライン販売やイオンモール名取にも店舗がありますが、本店のここでしか楽しめない雰囲気がより一層ピザを美味しくさせます。
- 住所:宮城県柴田郡川崎町大字前川松葉森山6−5
- 電話:0224-86-4678
- 営業時間:10:00~(閉店時間は時期により異なる)
定休日:火曜日
コーヒーショップ「BLUE COFFEE」
ピザ工房「ルヴォワール」から車で5分ほどの距離にある「BLUE COFFEE」は、自家焙煎のスペシャリティーコーヒーを味わえるコーヒーショップです。
隠れるようにひっそりと建つ一軒家ですが、店内はお客さんでほぼ満員でした。
12月~3月までは、土日祝しかオープンしていません。
店内では、種類豊富なコーヒーメニューの他に日替わりスイーツやホットサンドなどの軽食もあります。
コーヒーのみテイクアウト可能ですが、1杯ずつ丁寧に淹れてくださるので、淹れ終わるまで10分以上かかります。
- 住所:宮城県柴田郡川崎町大字前川字手代塚山1-363
- 電話:0224-87-2881
- 営業時間 11:00~18:00
定休日:木曜日(12~3月は土日祝のみ営業)
青根温泉のおすすめ日帰り温泉スポット
青根温泉の日帰り温泉スポット
標高500mほどの小高い山の上にある青根温泉は、現在は5軒ほどの温泉宿があるこじんまりとした温泉郷です。
伊達政宗も気に入った温泉宿として有名な「不忘閣」(ふぼうかく)もあります。
他にも、青根温泉郷には2ヶ所の足湯、歴史ある建造物がいくつかあります。
青根温泉郷から車で20分ほどの距離にある「峩々温泉」は、知る人ぞ知る秘境温泉です。
どちらも山の中にある温泉郷なので景色も良く、喧騒から離れてのんびり過ごすにもぴったりな温泉地です。
青根温泉郷の中心部にある共同浴場「じゃっぽの湯」は、手軽に楽しめる日帰り温泉として人気です。
じゃっぽの湯のすぐ目の前には、観光地としても人気な「青根洋館」(観光案内所)があります。
青根温泉にある2つの足湯
青根温泉郷には2つの足湯スポットがありますが、こちらは「停車場の湯」という少し珍しい足湯です。
元々は、バスの停車場だった場所を足湯にした珍スポット。
営業時間は7:00~17:00で、利用料は無料。だれでも気軽に楽しめます。
お湯は結構ぬるめ(30℃前後)なので、お子さんも一緒に楽しめると思います。
もう1軒の足湯「朝日の湯」は、ここから徒歩3分ほどの距離にあります。車は「青根洋館」に停めて、歩いて散策するのがおすすめです。
青根温泉のおすすめ絶景スポット
岡崎旅館
青根温泉郷にある歴史的建造物の1つに「岡崎旅館」があります。
建物は北棟と南棟があり、上の写真は北棟です。県の登録有形文化財に指定されており、昭和元年に建てられた90年以上の歴史がある木造建築です。
外観からすでに圧倒的な存在感がありますが、館内の様子も気になります。
青根洋館
昭和34年に建てられた「青根洋館」は、青根温泉郷の観光案内所にもなっていて、誰でも気軽に利用することができます。
1階はカフェスペース、2階は作曲家・古賀政男の記念館になっています。
元々は、明治時代から仙台市にあった宣教師宅を青根に移築したようです。
国民栄誉賞も受賞した作曲家・古賀政男(福岡県出身)の記念館があるのは、彼がこの地で自殺未遂をした後に完成した名曲「影を慕いて」のゆかりの地だからだそう。
青根温泉の絶景スポット
そして、青根温泉に来たら絶対見て欲しいのが、「青根洋館」の駐車場から見える絶景です。
天気が良いとこの展望台から「釜房湖」「釜房山」「牡鹿半島」「金華山」を見渡すことができます。
ここから正面に見えるのは、仙台港方面でかすかに仙台市街も見えるような、見えないような…。(望遠レンズだと見えるかも)
それぞれの山の上にある鉄塔を目印に「この辺かな?」と推測しながら、景色を楽しんでみてください。
今回ご紹介したのは、国道457号線から青根温泉郷までの道のりでしたが、コンパクトな町でサクッと車で観光できるのでおすすめです。