仙台にある紫陽花(あじさい)の名所と言えば、青葉区北山の「資福寺」(しふくじ)が有名です。
6月下旬から見頃を迎え、7月中旬頃まで紫陽花を楽しめるようです。この時期は、カメラを片手に境内周辺を散策する見物客で賑わっています。
今回撮影した日は雨が降っていましたが、どこから撮っても写真映えする資福寺の境内の見どころをたっぷりご紹介します。
紫陽花の名所「資福寺」の見どころ
「あじさい寺」とも呼ばれる仙台の紫陽花の名所である資福寺は、鎌倉時代の御家人・長井時秀によって山形県に建立されるが、後に伊達家によって現在の地に移設されることになったそう。
資福寺の入口
資福寺は、仙台中心地からあまりアクセスが良い場所とは言えず、最寄り駅のJR北仙台駅から西に徒歩15分ぐらい、最寄りのバス停から徒歩10分ほどの距離にあります。
車で向かうこともできますが、境内の裏手にある駐車場までは細い道路を通らないといけないので、紫陽花が見頃の時期は特に対向車や歩行者に気をつけながら通行することになります。
資福寺の入口まで来ると、そこままさに紫陽花の楽園。
山門正面の石畳には溢れんばかりの紫陽花が咲き誇っています。右手と左手の紫陽花の種類も違うので、ゆっくり観察しながら坂道を登っていきます。
山門前の坂道が少し急なので、お年寄りの方や小さなお子さんは手すりを利用したいところですが、紫陽花が歩道まで盛り出しているので使いづらいかもしれません。(雨の日は、石畳が滑りやすくなっているのでご注意ください)
資福寺の境内
資福寺の境内に入ってみると、そこは辺り一面が紫陽花、紫陽花、紫陽花!
「あじさい寺」と呼ばれるのも納得の風景です。境内には約1200株ほどの紫陽花が植えられているそう。
よく見かける青や紫の紫陽花だけでなく、白い紫陽花もあります。
境内の至る所に撮影スポットがあり、見物客のほとんどがカメラ片手に散策されていました。どこから撮っても絵になる風景ばかりで、写真を撮らずにはいられなくなります。
奥にある本堂までの道のりは、また違った景色が楽しめます。本堂前にある竹林がまた良い風情を出しています。
本堂もとても立派です。1638年(寛永15年)に現在のこの場所に移設された伊達家ゆかりのお寺であり、1997年(平成9年)に新築されたそうです。
この日は雨が降っていたものの、雨も滴る良い紫陽花といった感じで、梅雨の時期らしい写真もたくさん撮れます。
例年、紫陽花が見頃の6月25日~7月10日に境内で「あじさい茶屋」がオープンしますが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になったようです。
この時期は、平日でも見物客が多く、週末は特に混み合います。ソーシャルディスタンスを保ち、安全に散策をしましょう。
「資福寺」の詳細
施設名 | 慈雲山 資福禅寺(資福寺) |
---|---|
URL | なし |
住所 | 宮城県仙台市青葉区北山1-13-1 |
電話番号 | 022-234-5730 |
開門時間 | 基本的にいつでも可 |
駐車場 | 無料50台(寺の裏) |
※駐車場は、お寺の正面から入り、道なりに進むと境内の裏手にありますが、車1台分ほどの道幅しかないので、対向車が来た場合は運転には注意しましょう。