【2020】東松島「蔵のひなまつり」体験レポ。震災後に寄付された雛人形たちの顔を見比べてみた

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東松島「蔵のひなまつり」の会場

2020年2月16日~3月1日に東松島市で開催している「蔵のひなまつり」を見学してきました。

東日本大震災後に寄付された雛人形たちが展示さていますが、一度にこんなにたくさんの段飾りを見る機会もなかなかないので家族で楽しめました。しかも、入場は無料。

「蔵のひなまつり」が始まったきっかけや見どころをレポートしたいと思います。

あお葉
1つ1つ違う雛人形たちのお顔を見比べてみるのも楽しいですよ。
後半で勝手に「お雛様総選挙」を開催(笑)

※当記事に記載している料金や詳細については、投稿日現在の情報です。

東松島の交流センター「蔵しっくパーク」

東松島「蔵しっくパーク」

東松島市のJR「矢本駅」から徒歩10分ほどの距離にある「蔵しっくパーク」(クラシックパーク)で2012年から毎年行われている「蔵のひなまつり」。

普段は、市民の交流の場やイベントスペースとして利用されている施設です。

東松島「蔵しっくパーク」

元々は、日本酒造「一ノ蔵」の前身である櫻井酒造店の敷地でしたが、東松島市に寄付されて、現在の交流センターになっています。

櫻井家は、伊達政宗より家紋と櫻井姓を賜ったと伝えられる由緒ある家柄です。

旧櫻井酒造店で行われる「蔵のひなまつり」

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

蔵しっくパークのスタッフの方にお話を伺うと、「蔵のひなまつり」が始まったのは東日本大震災の翌年の2012年からだそうです。

2011年のひな祭りの後も雛人形を飾っていた蔵しっくパークですが、被災した雛人形を見たスタッフの方が「他にも被災して飾られなくなった雛人形を一緒に飾ったらどうか」と提案されたとのこと。

その後、地域で飾られなくなった雛人形を募集して、2012年から一緒に飾るようになり、今では全国各地から寄付された雛人形が飾られています。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

「蔵のひなまつり」の会場では、他にもハンドメイド作品や駄菓子の販売、ワークショップ、カフェスペースなどがあります。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

ちなみに、蔵しっくパークのすぐ近くには国内唯一のブルーインパルスの本拠地・松島基地があるため、施設内でブルーインパルスのオリジナルグッズが販売されています。

2020年「蔵のひなまつり」を体験してみた感想

市民活動プラザの雛人形とつるし飾り

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

蔵しっくパークの「ふれ愛 市民活動プラザ」では、1~3段のコンパクトな雛人形やつるし飾りが展示されています。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

天井が高い蔵造りだからこそ飾れる丈の長い「ちりめん細工」も見事です。

こちらのスペースでは、ワンコインで作れるお雛様のワークショップも行っています。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

近年多くなった1~3段の雛人形(我が家もこのタイプ)は、オルゴール付きのものもあるので子どもたちが喜んで聞いていました。

雛人形のちょっとした展示会みたいになっているので、これから我が子(孫)に雛人形を買おうと思っている方には参考になるかも。

豪華絢爛!16基の七段飾りの雛人形

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

「ひと・まち交流館」では、七段飾りがたくさん飾られています。

今年は全部で16基の段飾りが飾られているそうで、蔵しっくパークから車で1分ほどの距離にある「あったかいホール」でも数基展示されています。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

この日は「蔵のひなまつり」の初日ということもあり、地元テレビ局も取材に来ていました。

雨の日にもかかわらず、午後は家族連れで賑わっていました。なかなかこのスケールを一度に見る機会は珍しいですよね。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

普段この和室スペースは、市民の交流会やイベントで使用されているそうで、今年はひな祭り当日まで展示がされないのも以後のイベント予約があるからだそうです。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

核家族化や時代の変化で、七段飾りを飾られるご家庭も少なくなったのではないでしょうか。

私も小さいときはよく目にしていましたが、最近では雛人形を飾っている姿を滅多に見かけなくなったので、こんなにたくさんの飾りを一度に見れるのはかなり贅沢な気分。

16基もの段飾りを用意するのも片づけるのもスタッフの方は大変だろうなぁ…。本当にご苦労様です。

震災後に寄付された雛人形の楽しそうな展示

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

会場の一角には、東日本大震災でバラバラになってしまった雛人形を集めた展示コーナーがあり、結構作りこんだ世界観が見ていて楽しいです。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

ひな壇にきれいに整列しているの伝統的なスタイルではなく、まるで「おままごと」や「シルバニアファミリー」のような和やかな雰囲気に癒されます。

言うなれば、和風シルバニアファミリー状態(笑)

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

現代風にアレンジしている雛飾りも遊び心があって良いですよね。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

段飾りでも、ストーリー性のある飾りが見ていて楽しいです。(考えたスタッフの方、素晴らしい)

どんなシチュエーションなのか想像しながら家族で楽しく鑑賞できました。

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり

こうやって、被災した雛人形たちがまた楽しく集える機会があるのは素敵なことですね。

雛人形のお顔を見比べてみた(お雛様総選挙)

東松島「蔵しっくパーク」蔵のひなまつり
▲個人的に1番好きなお顔がこちらの雛人形

雛人形を見る楽しみはいろいろとありますが、私はよく「どんな顔つきをしているか」チェックするのが楽しみです。

今回はせっかくたくさんの雛人形が飾られているので、16基中13基のお雛様のお顔を見比べて「お雛様総選挙」を開催したいと思います(笑)

どうでしょうか?

それぞれのお雛様のお顔、服装、持ち物、背後のデザインなど、1つ1つ個性があって見ていて楽しいですよね。

雛人形を飾りたいけど、なかなかおうちにスペースがないという方やまだお子さんが小さくて飾れないという方など、ぜひこの機会にご家族で「蔵のひなまつり」を楽しんでみてくださいね。

「蔵しっくパーク」の情報

施設名 蔵しっくパーク
URL http://www.kurappa.jp/index.html
住所 宮城県東松島市矢本字北浦25
電話番号 0225-84-2011
営業時間 9:00-17:00
定休日:月曜日
駐車場 無料15台ほど

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